INTERVIEW学生インタビュー

商学部 商学科

会計学の専門的な学修・研究を通して
税理士に必要な力を鍛える。

会計学の専門的な学修・研究を通して
税理士に必要な力を鍛える。

宇城 陸 3年
三重県・私立三重高校出身

会計学のゼミで株式投資に挑戦。
2年次から会計学のゼミに所属し、仮想の株式投資にグループで取り組みました。毎日、日経新聞を読んで社会や経済の動きをつかみ、利益を生み出す取引のタイミングを分析。その研究成果をゼミ内で発表しました。税理士になるために身につけたい「数字から読み解く力」「正しい情報を取捨選択できる力」が鍛えられるとともに、会計学への興味も一層高まりました。
税理士事務所でインターンシップ。
税理士をめざして積極的に行動しようと考え、約半年間、税理士事務所のインターンシップにも挑戦。企業訪問や確定申告などの業務に携わりました。商学科での学びを現場で応用でき、専門知識が深まったと感じます。さらに、税理士試験や日商簿記検定の勉強では、ゼミの先生が親身になって相談に応じてくださいます。夢の実現に向かう日々はとても充実しています。
私の好きな講義
簿記
会計学に熱中するきっかけになったのが、2年次に受講した簿記の講義です。消費税のしくみや会計処理方法など、自分の生活とつなげながら会計分野の専門知識を身につけることができ、もっと学びたいと感じました。
ゼミでの取り組み
財務諸表分析による企業実態の解明・
会計情報と株価の関連性の研究
企業が公表する財務諸表をさまざまな視点から分析し、企業実態を解明しています。今後は、会計情報と株式価値の関連性を研究し、どのような会計情報に対して株式市場が反応するかを解き明かしたいと考えています。

夢は、ヒット商品を生み出すこと。
その実現のため、マーケティングを追究。

遠藤 美里 4年
愛知県立一宮北高校出身

売れる商品はどうやってつくるのか。
入学前から商品開発やマーケティングに関心があった私にとって、商学科の講義はどれもおもしろく、毎日が充実しています。特に熱心に学んでいるのが、製品戦略や小売経営、流通、ブランド戦略などです。いかに消費者の心理や社会の動きを把握し、商品づくりや売り場づくり、プロモーションを展開するのか。企業戦略や店舗経営の裏側に迫り、興味や向学心は尽きません。
流通業界のマーケティングを研究。
2年次からはマーケティングのゼミに所属。学内で行う研究発表会「ビジネスカンファレンス」に向けて、流通業界に関するグループ研究に力を注ぎました。仲間と意見を交わし、マーケティングの知識を広げたことで、思考力や傾聴力、発信力が養われました。こうした学びを活かして将来、ヒット商品や売れるしくみをつくり、ビジネスの最前線で活躍したいと思います。
私の好きな講義
製品戦略論
将来の目標が「商品開発」の私にとって、一番印象に残っている講義です。企業がどんな製品戦略を立てて開発や販売を行い、競合他社との競争に臨んでいるのか、具体的な事例を交えて理解を深めることができました。
卒業論文のテーマ
ソーシャルマーケティング
自社の利益だけでなく社会全体との関わりを考える「ソーシャルマーケティング」を研究。社会貢献や環境保全などに励む流通業界の大手2社の取り組みを調査し、これからの時代の企業戦略のあり方を考察しました。

経営学部 経営学科

生産マーケティングの学修を中心に、
何事にも意欲的にチャレンジ。

生産マーケティングの学修を中心に、
何事にも意欲的にチャレンジ。

福本 結香 4年
愛媛県立松山北高校出身

実践を重ねる学生生活。
学生時代の限られた時間を有意義に活用しようと考え、入学当初から自ら行動を起こしました。4年次までに実践したのは、ボランティア活動、カナダや台湾への短期留学、サービス接遇検定準1級や秘書技能検定準1級の取得など。中でもマーケティングの学修に最も力を入れ、3年次にはゼミ仲間と産学連携プロジェクトに参加。女性向け旅行プランの提案に励みました。
現代に即したマーケティングを研究。
ゼミ活動で一番印象深いのが、学科のゼミナール大会です。超高齢社会の日本で注目される終活ビジネスを研究し、アンケートによる意識調査も実施。時代とともに変化する人々のライフスタイルや価値観と、新たな商品・サービスの関連性を理解しました。現代社会に対応したビジネス戦略を学んできた今、将来は商品企画やマーケティングに携わりたいと考えています。
私の好きな講義
人事管理論
従業員の仕事へのモチベーションを保つ方法、労働時間の捉え方や関連する法律など、企業における「人のマネジメント」を学びました。講義やゼミでのグループワークに応用できる、実践的なマネジメントの知識を身につけることができました。
卒業論文のテーマ
共通ポイントプログラムの
ビジネス戦略とグローバル展開
日本では、店舗・施設で料金を支払うとポイントが付与される「共通ポイントプログラム」が浸透しています。そのシステムのグローバル展開における可能性について文献で調査し、各企業の動向を予測しました。

商品開発や会計学の研究に励み、
社会で役立つ力を鍛える。

杉山 郁馬 2019年3月卒業
愛知県・私立愛知高校出身
就職先:東海旅客鉄道株式会社(JR東海)

課題解決につながる商品を提案。
最も熱中した講義は、2年次に履修した「バーチャルカンパニー」です。新商品の企画・開発にグループで取り組みました。世の中の課題解決や消費者のニーズに応えられる商品を生み出したいと考え、イベント会場などに設置する「折りたたみ式ゴミ箱」を提案。企業に向けたプレゼンテーションも経験し、新たなビジネスをつくることの難しさとやりがいを実感しました。
会計学を通して力を磨く。
ゼミでは会計学を専攻。企業が公開している財務諸表を読み解き、経営状況や経営戦略を分析しました。会計分野への関心が高まり、日商簿記2級を取得。数字から考察を深める学修・研究を重ねたことで、論理的な思考力や物事の本質を見通す力が養われました。4年間で得たものを就職先で活かし、リニア時代が到来する日本の発展や人々の夢に貢献したいと思います。
私の好きな講義
ビジネスゲーム
レストランやベーカリーの経営をパソコンでシミュレーションしました。集客率や利益率を向上させるために、競合の分析やコストの調整をするなど、ゲームを通じて企業経営に必要な知識や判断力などを身につけました。
卒業論文のテーマ
鉄道業界3社の財務諸表分析
財務諸表から企業の経営状態を分析し、社会の変化による影響を考察。鉄道業界3社のデータを比較しながら、ホテルやレジャー、不動産など多様な事業展開をする各社の経営戦略の特徴を明らかにしていきました。

経済学部 経済学科

動き続ける、国内外の経済。
その行き先を自ら見通す。

光坂 祐紀 4年
岐阜県立斐太高校出身

世界の経済はつながっている。
財政学のゼミに所属し、日々、金利をチェックしています。きっかけは「金利は経済の重要な指標だ」という先生の言葉。日本の財政を中心に、社会政策や国際金融も幅広く学ぶようになりました。実感しているのは、世界各国の経済はすべてつながっているということ。先が見えないといわれる時代において、国内外の経済の動向を自らつかむ力が養われていると感じます。
経済学がきっかけで視野が広がる。
経済学科では、証券会社や財務局の方々による講義も充実。社会の多様な課題と向き合い、「卒業後は金融業界で人々の暮らしに貢献したい」という志が芽生えました。そこで2年次からエクステンションセンターの講座を活用し、簿記についても学修。これからも、向学心に応
えてくれる大学のサポートを積極的に活用し、社会人に必要な力を磨き続けたいと思います。
私の好きな講義
社会政策論
高齢者や女性、障がいのある人の働く環境に注目し、現代日本の雇用問題を学びました。時代に応じて変化している人々の働き方、生き方と、人々を支える社会保障について理解を深め、日本のあるべき姿を考察しました。
ゼミで取り組んだ研究
日本の財政問題
GDP(国内総生産)より政府負債が大きいなど、日本の財政問題と解決策を研究。3人1組のチームで調査し、国の予算や地方財政計画の決定プロセスなどを明らかにしながら、卒業研究で深めたいテーマも探りました。

将来の夢を見据えながら、
経済学を広い視野で探究。

伊藤 沙也加 2019年3月卒業
愛知県立新川高校出身
就職先:税理士法人Bricks&UK

世の中の「今」を知る。
今、起こっている社会現象や世の中のしくみを学べるのが、経済学のおもしろいところです。ゼミでは自分が好きなことと経済学を関連づけて研究。私はゲームに関する卒業論文を書きました。一方、仲間はテーマパーク、プラモデル、ふるさと納税などの多岐にわたるテーマで探究。そのため、日本や海外の経済について、多様な視
点から見識を高めることができました。
ビジネス系3学部の幅広い学び。
私には公認会計士や税理士になりたいという夢があります。そこで金融、公共経済、財政などを学びながら、商学部の税法や税務会計論、簿記の講義も受講しました。経済学プラスαの知識・スキルが身についたのは、ビジネス系3学部がある愛知学院大学ならではだと感じます。進路も、希望通り税理士事務所に就職。4年間で得た力を活かし、お客様へ最善の提案に努めます。
私の好きな講義
公共経済学
数学を応用し、経済・社会に関する計算や分析を行う講義でした。経済学の理論に基づく「囚人のジレンマゲーム」を通し、公共財のただ乗り行動について検討。現実の事例から、公共財の問題への理解を深めました。
卒業論文のテーマ
ポケットモンスターの人気の理由
ゲーム市場において長年売れ続ける「ポケモン」。その人気の理由を明らかにするため、産業組織論の商品差別化に着目。世界観やキャラクターなど、独自の魅力について経済学の理論を用いて分析しました。

法学部 法律学科

国際社会に法からアプローチ。
世の中の動きを、公正な眼で見極める。

村上 貴俊 4年
名古屋市立名東高校出身

法を通して社会や世界を知る。
法に則って、客観的で公平な結論を導くこと。そんなリーガルマインドの重要性を、刑法や民法、国際法などを学んで実感しました。テレビのニュース番組で知った世界情勢や世間を騒がせた事件の裁判などに対して、感情的ではなく、確かな根拠をもとに捉える姿勢が養われたと思います。さらに判例研究では仲間と議論する機会が多く、多角的な判断力も鍛えられました。
国際法をあらゆる角度から探究。
3年次からは国際法のゼミへ。他大学との合同研究会では、2018年に大きく動いた北朝鮮の情勢について調査・発表しました。またゼミ合宿ではオランダ・ベルギー・フランスに行き、平和と正義の実現について学修。さまざまな視点で国際法を深めました。こうした学びを通して培った「物事を順序立てて考え、正しい方向へと導く力」は、社会で役立つと信じています。
私の好きな講義
国際法
世界の国と国の間には、領土、環境、漁業、経済、安全保障などのさまざまな国際問題があります。それぞれに関連する国際法について、留学等で海外経験豊かな先生が解説。国際社会の秩序を保つ法の役割を学びました。
ゼミの研究テーマ
TPPと日欧EPAの日本への影響
12か国が参加するTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)や欧州とのEPA(経済連携協定)が日本の経済・社会に何をもたらすのか、グループで研究。貿易自由化の意義、必要な国際ルールなどについて考えを深めました。

行政法を中心に学び、
社会に貢献できる力を養う。

髙尾 佳子 2019年3月卒業
岐阜県立可児高校出身
就職先:株式会社アペックス

全国規模の討論会で、政策を提案。
行政法のゼミで最も頑張ったのが「公共政策フォーラム」。全国の大学が参加する討論会です。日本各地の地域防災の現状や課題を分析し、解決のための政策を考案しました。現地調査から、主張の裏付けとなるデータ収集、要点を絞った資料作成、当日の発表まで、仲間と一緒に尽力。目標に向かってチームで努力し、全員で分かち合った達成感は何物にも代えられません。
親身な先生方のもと、法学を幅広く追究。
法律学科の先生は、親身に相談に応じてくださる方々ばかり。知識豊富な先生方と議論を積み重ね、条文の解釈や判例に関する疑問を納得いくまで突き詰めることができました。行政法をはじめ、憲法、刑法、民法など数多くの法律を追究でき、広い視野で社会と向き合う力が養われたと感じます。その学びを活かし、卒業後、社会に貢献できる人へと向上し続けます。
私の好きな講義
自治体法務
行政実務に携わった経歴のある先生が、政策法務について分かりやすく教えてくださいました。地域が抱える課題に対して、自治体ごとにどんな条例をどう制定しているのか、法による課題解決のプロセスを学びました。
ゼミの研究テーマ
犯罪被害者支援に関する条例
全国の市町村で進められている犯罪被害者支援の条例化を調査。風評被害などの二次被害の抑止、性犯罪被害者の継続した心理ケアなど、犯罪によって心に傷を負った人々を守るための法整備の重要性を実感しました。

法学部 現代社会法学科

人を救うための法を
深く学んでいく。

勝俣 咲名 4年
愛知県・私立清林館高校出身

なぜ冤罪が起こるのか。
無実の人を犯罪者扱いしたり、取り調べや捜査のずさんさが明らかになったり。そんな理不尽なことが起こる原因を学びたいと考え、ゼミでは冤罪や誤判について研究しています。冤罪といわれる事件の概要、被告人や被害者の人柄、人間関係、有罪判決が出た背景などを整理し、仲間と意見交換。見方を変えるといくつもの答えが見えてくる、法律問題の奥深さを実感します。
法律の知識を社会で活かしたい。
冤罪に関する研究をして、法律に関わる専門職に就き、困難を抱える人々の役に立ちたいという思いがわき上がりました。今は、法務教官や刑務官になって非行少年の更生を手助けし、安全安心な社会を守ることに貢献したいと考えています。情報をうのみにしない思考力、多様な意見に耳を傾ける対話力など、この学科で身につけている力をさらに伸ばしていきます。
私の好きな講義
司法制度入門
日本の司法制度の特徴や問題点などを分析・検討する講義です。履修したのは入学間もない頃。刑事裁判を題材にした映画や冤罪事件の判例なども交えて具体的に学び、もっと深く知りたいと向学心が刺激されました。
ゼミの研究テーマ
誤判・冤罪事件
実際に起こった事件に焦点を当て、なぜ冤罪や誤判に至ったのか、ゼミの一人ひとりが調査。仲間と議論を重ねる中で、ひとつの考えに縛られず、あらゆる可能性を想定して真実を明らかにすることの重要性を学びました。

国際政治を研究して
現代社会と向き合う。

長澤 靖也 2019年3月卒業
愛知県立長久手高校出身
就職先:瀬戸市消防本部

世界各国の政治のあり方を探究。
世界史が好きだった私は国際政治に興味を持ち、ヨーロッパの政治を専門的に学びました。ゼミでは3年次に現代ドイツを研究。大衆扇動といわれ、批判される政治思想・ポピュリズム政党が結党した背景、移民排斥を支持する人々の思いなどを調査・考察しました。多様な国で転換期を迎えている民主主義や政治を追究し、仲間と活発に議論する有意義な時間になりました。
4年間の学びを将来につなげる。
幅広い分野を学び、論理的に考え、物事を客観的に判断する力が養われたと感じています。国内外の課題に対して法律から考え、世の中のしくみも理解できました。また、消防士をめざして3年次から地域の消防団で活動。大学のサポートを活用して公務員試験対策にも励みました。4年間で得た力を基盤として、地域の社会や人々のために尽くしたいと思います。
私の好きな講義
国際関係論
第二次世界大戦や冷戦などを経てヨーロッパ各国がどのように発展し、統合したのかを学びました。高校で勉強した世界史の知識と現在のEUの動きをつなげながら、国際社会がこれから進む方向を考察しました。
ゼミの研究テーマ
欧州統合は行き過ぎたのか
ユーロ危機、難民問題、イギリスの離脱など、さまざまな課題に直面しているEUを研究。欧州統合を強める動きがどのように変わり、各国の政治や経済、さらに国際社会にどんな影響を与えるのかを検討しました。

※掲載情報は全て取材当時のものです